にゃんたろう闘病記

愛猫のにゃんたろうが腎不全でなくなってしまいした。その闘病中の出来事や治療、その後の事についてなどを綴ります。猫ちゃんを飼っている方の参考になれば幸いです。

猫ちゃんが腎臓病になってしまったら

 

こんにちは、ちとせです。

 

日増しに暖かくなってきていますね。

 

ベランダで洗濯物を干していると、柔らかい日差しの下でゴロゴロと気持ちよさそうに寝転んでいたにゃんたろうを思い出します。

 

夫もまだ立ち直っていないみたいで、『サザエさん』のタマをみて「タマは50歳ぐらいやのに…」とつぶやいていました。「東芝さんが大変やで、タマも大変やねんで」と言っておきました。

 

 

さてさて、今日は腎臓病になっちゃった場合の猫ちゃんとの過ごし方について書いてみます。

 

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■そもそも腎臓とは

 

体内の水分量を調整したり、おしっこを作ったりする臓器です。

 

血液のろ過を行って必要な水分を再吸収し、老廃物をおしっことして体外に出す、という大事な仕事をしています。

 

腎臓の働きが悪くなると、体内の水分調整がうまくできなくなったり、老廃物が体外に排出されず“毒素”となって体の中にたまったりします。

 

 

■症状

  • 初期症状

・元気がなくなる

・食欲の低下

・水を多く飲む

・おしっこの回数が増える

・おしっこのにおいが薄くなる

 

  • 悪化

・毛並みが悪くなる

 ・よく寝るようになる

 ・嘔吐、食欲不振

 ・貧血

 

 

■対処法

腎臓病は一度なってしまうと、完治は出来ません。病気の進行を緩やかにしていく治療になります。早めに異変に気付き、早めに対処してあげることが重要です。

 

  • 初期

お水をたくさん飲ませてあげる

 

腎臓機能の低下で、一回のおしっこに含まれる老廃物の量が健康な時より減っています。おしっこの回数を増やして、出来るだけ老廃物を体内に溜めないようにします。

 

具体的には、

 

・お水を飲む機会を増やしてあげるため、お水を何か所にも置く

 うちは4か所おいていました。

 

・普段の食事に水分量の多い物を選ぶ。

 特にドライフードをあげている方は、猫ちゃん用のスープを作ってあげるなど工夫をしてあげてください。

 

 

 

  • 悪化したら

 

上記の要領で水分を取らせることを意識しつつ、病院での点滴お薬などにたよることになります。

 

・点滴

腎機能の低下で、体内の水分調節がうまくできずに脱水症状を起こしてしまうようになります。

皮下点滴で水分の摂取を行います。一回4000円ぐらいです。

一度死にかけたときは毎日、落ち着いたら週1~2回打ってもらっていました。

 

 

・お薬

うちは抗生物質と吐き気止めをもらっていました。免疫も落ちるし、毒素がたまって気持ち悪いしで、とにかく食欲がなくなってしまいます。

 

点滴とお薬で少しでも気分が良くなった時に、たくさんエサを食べてもらうべく、好物のエサを用意しておきましょう。

 

 

■エサについて

 

腎臓に負担の少ないエサが売っているので、まずはそれをあげてみましょう。あんまり美味しくないらしく食べない子も多いみたいですが、最近は色んな味がでているので、まずは試してみましょう。

 

ちなみに煮干しは腎臓への負担が大きいので、病気の猫ちゃんにはあげない方が良いみたいです。

 

にゃんたろうはチュールタイプのエサを最期の方まで食べていました。湯せんで少し温めてあげると食いつきが良かったです

 

 

■まとめとちょっと後悔していること

 

とにもかくにも普段からの水分摂取と、定期的な健診が大事です。早め早めの対応で、猫ちゃんとの生活を楽しく長く送ってください。

 

 ・水を何か所にも置く

 ・水分の多い食事を意識する

 ・食欲が落ちても水とかごはんを少し温めてあげると食べることもある

 

後悔していることは、にゃんたろうがキャットフードを食べなくなったとき、人間のご飯に興味を持ったんです。

 

食卓に上がってきて、焼き魚を奪おうとしたり、お皿のハムを舐めたりしたので、怒ってしまったんですよ。

 

亡くなる1ヶ月ぐらいの出来事でした。

 

それからすぐにほとんど食べなくなって、亡くなってしまいました。

 

体に悪くても、私のおかずが一品減っても、お腹を空かせたにゃんたろうが食べたかったのなら、あげたらよかったなぁと思っています。

 

体重が減ることも病気の進行を早めることになるので、賛否あると思いますが多少体に悪そうでも、食べたいものを食べさせてあげるというのも親心かなと思います。

 

 

ご拝読、有難うございました。